プログラムの概要
Bluetooth 認定プログラムは、Bluetooth 技術を使用する製品に必要な認定プロセスです。Bluetooth システム仕様に定義されている Bluetooth 無線技術を使用すると、デバイス間で近距離無線データ接続を有効にできます。
Bluetooth 認定プログラムでは、Bluetooth 無線技術を使用するすべての製品に、一定のテスト基準を満たすことを要求しています。認定は、Bluetooth 技術の知的所有権ライセンスに必須の前提条件です。また、Bluetooth トレードマークを製品に適用する場合にも認定が必要です。
ただし、Bluetooth トレードマークと Bluetooth 認定のいずれも、製品が Bluetooth 仕様に完全に準拠していること、または、他の製造業者の Bluetooth 対応の設計や製品との相互運用性を保証するものではありません。 完全準拠は、製品の製造業者の責任です。
Bluetooth SIG が採用した新しい認定プログラム : メンバー向けに簡素化した認定プログラムを強化
このプログラムの要件は Bluetooth 認定プログラム リファレンス (PRD) 2.0 に定義されています。メンバーはこの要件を満たすことで、自社製品をメンバー Web サイトに表示することができます。この新しい認定プログラムの目的は、相互運用性を改善すること、Bluetooth 仕様への準拠を確認すること、Bluetooth SIG の能力を強化して仕様への準拠を強いること、Bluetooth トレードマークの誤用を未然に防ぐこと、高いテスト基準を満たすメンバーに対して、その製品が他の Bluetooth 製品と相互運用できる信頼性と品質を備えているという認定を与えることです。新しいプログラムによって、プロセスを適用する方法の一貫性が向上し、多くのプロセスが自動化されるため、Bluetooth デバイスをより効率的に開発できるようになります。さらに、認定プロセスにかかる時間とコストも軽減されます。
「Bluetooth 認定プロセスを厳しく見直し、プログラムを合理化する方法を見つけ出しました。」と Bluetooth SIG のエグゼクティブ ディレクタである Michael Foley 博士は語りました。「この新しいプログラムによって、簡素化、相互運用性の改善、コスト削減という目標を達成する一方で、テストとユーザビリティ要件を強化することができます。」
新しい認定プログラムへの移行
認定プログラムは、メンバーの要望に合わせて改善され、Bluetooth 製品一覧に表示される製品の範囲が、メンバーが自社製品を認定するときに与えられる Bluetooth ライセンスの適用範囲に合わせられました。既存の認定プログラムの要件に関してメンバーから受け取った意見に基づき、Bluetooth SIG は以下に示す 4 つの主要な原則を中心にしてプログラムを作成しました。
- 認定コストの削減
- プログラムの複雑さを軽減
- プログラムの適用方法の一貫性を向上
- Bluetooth 対応製品の相互運用性を改善
この原則に従って、メンバーが Bluetooth 対応製品を認定するときに役立つ新しい要素とツールを作成しました。
承認された PRD 2.0 によって、メンバーは自社製品が認定されていることを宣言し、仕様と認定の要件に適合していることを主張することができます。
- プロファイル チューニング スイート (PTS) は、Bluetooth のプロファイルとプロトコルのリファレンス テスト システムとして機能します。また、市場での Bluetooth の相互運用性を改善するという目的もあります。この新しいツールによって認定プロセスが簡単で正確になる他に、メンバー企業が Bluetooth デバイスのデバッグ、テスト、認証を行うときにも役立ちます。
- テスト プラン ジェネレータ (TPG) には、Web から直接アクセスできるテスト プランをメンバー企業に提供する機能があります。TPG を使用すると、認定プロセスをオンラインで完了することができます。また、メンバーが希望する認定日に合わせて自動的にテスト要件が生成されます。以前のプログラムではこのプロセスは複雑で、メンバー企業は多数の文書から独自のテスト要件を手動で作成する必要がありました。
- 認定リスト インタフェース (QLI) は新しい Web インタフェースです。メンバーは新たに承認された PRD 2.0 に従って、Bluetooth 認定プロセスを終了した後に、自社製品を表示できるようになります。初めての場合、Bluetooth SIG データベースに格納される認定済み Bluetooth 製品 (コンポーネントと民生品の両方) の一覧には、オンラインの多様なインタフェースからアクセスできます。多様なユーザーに合わせてカスタマイズ情報や検索機能があります。
- UnPlugFests (UPF) は強化され、メンバー間で相互運用性や操作のしやすさを改善する目的でプロトタイプを物理的にテストできるフォーラムを用意するだけでなく、メンバーのテスト要件に重点を置いて、PTS に対するテスト、市販されている数百もの新たな認証済み製品にアクセスできる新しいデバイス ライブラリ、既知の脅威や脆弱性セキュリティ テストが利用できるようになります。
- エクスペリエンス アイコンが改善され、Bluetooth 無線対応製品の機能がわかりやすくなり、広範な対象に向けて各プロファイルの市場における独自性と強みが示され、デバイスの機能だけでなく他のデバイスと相互運用できる製品機能の重要性について顧客の理解を得ることができるようになります。
この変更でメンバーにはどのような影響がありますか?
第 1 に、今回の変更によって、Bluetooth 認定機関 (BQB) や Bluetooth 認定テスト施設 (BQTF) を使用するのではなく、メンバー自身でテスト、評価、一覧作成のほとんどまたはすべてのプロセスを実行できるようになります。新しい認定プログラムにも BQB と BQTF は残りますが、メンバーが利用できるオプションのサービス プロバイダになりました。プロセスがわかりづらい場合、従来の BQB や BQTF を利用することを強くお勧めします。
第 2 に、メンバーは重要なツールを利用できるようになりました。たとえば、TPG、PTS、QLI などです。これらのツールを使用すると、テスト計画の作成、自社製品の Bluetooth SIG QLI Web サイトへの掲載、Bluetooth 製品を認定するためのコストと時間の軽減を実現できます。
|