オブジェクト交換 (OBEX : Object Exchange)
OBEX は、データ オブジェクトが定義されている転送プロトコルであり、2 台のデバイスがオブジェクトの交換に使用できる通信プロトコルです。OBEX は、赤外線通信をサポートするデバイスが、リソースを意識した標準形式で、多様なデータやコマンドを交換できるように設計されています。
使用シナリオ
一般的な例として、他者に対する名刺のオブジェクト プッシュがあげられます。さらに複雑な例には、OBEX を使用した複数デバイス間のカレンダーの同期があります。
製品例
OEBX を使用するデバイスの例を示します。
技術解説
概要
OBEX では、クライアント - サーバー モデルを使用し、トランスポート メカニズムやトランスポート API には依存していません。OBEX 通信セッションを他のデバイスと確立しようとする Bluetooth 対応デバイスは、クライアント デバイスと見なされます。また、OBEX プロトコルには、フォルダ リスト表示オブジェクトも定義されます。これはリモート デバイスのフォルダの内容を参照するときに使用されます。RFCOMM は、OBEX の主なトランスポート レイヤとして使用されます。
OBEX によって、Bluetooth 技術のプロトコル スタックだけでなく、IrDA スタックでもアプリケーションが機能するようになります。Bluetooth 対応デバイスの場合、接続指向の OBEX のみがサポートされます。OBEX を使用して 3 つのプロファイルが開発されました。SYNC、FTP、OPP です。
OBEX を使用する Bluetooth アプリケーション プロファイル
同期
- 基本的に、同期とは 2 つのオブジェクト ストアを比較して、その差異を判断し、2 つを統一することです。
ファイル転送
- 少なくとも、ファイル転送プロファイルは Bluetooth デバイスに対して一般的なファイルを送受信するためのものです。
オブジェクト プッシュ
- オブジェクト プッシュ プロファイルは、特殊なファイル転送プロファイルです。オブジェクトを送信し、オプションでデフォルトのオブジェクトをプルします。
ファイル転送アプリケーションは OBEX を使用して実装されます。オブジェクト プッシュ アプリケーションおよび同期アプリケーションでは、コンテンツ形式が vCard 形式、vCalendar 形式、vMessage 形式、および vNote 形式になります。vCard、vCalendar、vMessage、および vNote はそれぞれ、電子名刺、電子カレンダーとスケジュール、電子メッセージとメール、電子メモの形式を記述します。
Bluetooth プロトコルの階層
下図は Bluetooth アーキテクチャの階層の一部であり、OBEX プロトコルとそれを使用するアプリケーション プロファイルの配置を示します (詳細については、完全な仕様を参照)。下図には示されていませんが、このプロトコルはサービス検索 DB とも通信できます。
詳細については、 「オブジェクト交換 (OBEX : Object Exchange)」を参照してください。
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