Bluetooth デバイスの保護
Bluetooth 無線技術は根本的な部分ではセキュリティが確保されている技術ですが、Bluetooth 対応デバイスのセキュリティを確保するためには、各関係者の協力が必要です。Bluetooth 対応デバイスのセキュリティを確保するには、Bluetooth SIG、メーカー、そしてユーザーにそれぞれ役割があります。Bluetooth 対応デバイスのユーザーとしては、他の一般向け電子機器に無線接続が可能な PDA や電話などを安全に使用するための基本事項を理解することが必要です。
Bluetooth 無線技術は、このグローバル標準のユーザーが安心して接続できるように、当初から無線セキュリティを重要視してきました。Bluetooth Special Interest Group (Bluetooth 特別利益団体: SIG) は 4000 を超えるメーカーをメンバーとし、メンバー企業の技術者で構成する Bluetooth セキュリティ専門家グループを組織し、Bluetooth 無線仕様の展開に応じてさらに重要になるセキュリティ情報とフィードバックを提供しています。
ユーザーのための一般的なガイドライン
疑わしいファイルやソフトウェアに注意する 不明な、または不審な人物や団体から Bluetooth 無線技術またはその他の技術を介して転送されたファイルを受け取らないでください。モバイル デバイスは、PC 並みの処理能力と接続性を急速な勢いで備えつつあるため、コンピュータと同様に扱う必要があります。不明な、または不審なソフトウェアのダウンロードやインストールを行わないでください。ファイルまたはプログラムの出所が信頼できない場合、ダウンロードやインストールを実行しないようにします。最近ダウンロードしたソフトウェアのインストール中にデバイスからセキュリティに関する警告が発せられた場合は、インストールを続行するかどうかを慎重に検討してください。
他のデバイスから見えない状態にする 一部の Bluetooth 対応デバイスでは、デバイスを他のデバイスから見える状態にするかどうかを選択できます。電話を BlueSnarfing または BlueBugging に対して脆弱な状態にしていませんか? Bluejacking で迷惑を受けていますか? 現在、常に自分のデバイスが他のデバイスから見えるのではないかと心配ですか? 以上のケースが当てはまる場合、デバイスを発見不可能状態にできます (ほとんどのデバイスでこのオプションを装備)。これにより、他の Bluetooth 対応デバイスからは見えなくなります。このオプションは、ペアとなっているデバイスのデバイス機能には影響を与えないので、Bluetooth 無線技術のメリットを引き続き享受することができます。ただし、Bluetooth 技術を使用して取引先からの連絡を無線で受けるには、電話を発見可能モードにしておく必要があります。
自己識別名の割り当て 通常新しいデバイスには、デバイスが発見可能モードの場合に他のデバイスから見える自己識別名が割り当てられます。この識別名は簡単に変更でき、好みに応じて普通の名前にも、ユニークな名前にもすることができます。
ウイルス対策 スマート フォンと PDA のユーザーは、コンピュータと同様に適切なウイルス対策ソフトウェアをインストールして、それを継続的に更新していくことをお勧めします。スマート フォンや PDA などのモバイル デバイスがウイルス、ワーム、トロイの木馬の次のターゲットになるのではないかと、多くの人々が考えています。F-Secure、McAfee、Symantec のようなセキュリティ対策企業で、スマート フォンおよび PDA 用のウイルス対策ソフトウェアが提供されています。
最新に保つ コンピュータのオペレーティング システム用のセキュリティ修正プログラムと同様に、電話機メーカーからのセキュリティ修正プログラムに注意し、これらを利用して電話の脆弱性を最小限に抑えることが大切です。Bluesnarf 攻撃や Bluebug 攻撃に対して脆弱な電話機向けのソフトウェア アップデートが、各メーカーからリリースされています。お使いのデバイスの修正アップデートを取得する方法については、各電話機メーカーにお問い合わせください。
知識を持つ モバイル デバイスを購入した際には、モバイル デバイスの電源のオン/オフ方法、セキュリティ設定方法、他のデバイスとのペアリングを設定する方法など、マニュアル内の Bluetooth 無線技術についての情報を参照してください。マニュアルがない場合や、マニュアルに記載されていない疑問がある場合は、インターネットで調べるか、メーカーの顧客・技術サポート チームにお問い合わせください。
ペアリングの確立 通常、2 台の Bluetooth 対応パーソナル デバイスがある場合は、2 台のデバイス間で「ペアリング」と呼ばれる安全な接続を確立します。このペアリングにより、一方のデバイスからもう一方のデバイス上の共有サービスにフル アクセスすることが可能になります。不明なデバイスとのペアリングは避けてください。不明なデバイスとのペアリングを確立した場合、そのデバイスにすべてのサービスへのアクセスを許可することになります。ペアリング処理では、暗証番号 (PIN) の入力が必要になる場合があります。この暗証番号のオプションがある場合は、最低 8 桁の英数字の暗証番号を選択して、非公開設定でデバイスのペアリングを行う必要があります。暗証番号を入力するようメッセージが表示されたが、どのデバイスからメッセージが送信されたのかが不明な場合は、暗証番号を入力しないでください。未知の、悪意のあるデバイスから送信された、ペアリングの偽装要求である可能性があるためです。公共の場所でデバイスのペアリングが解除された場合は、非公開の安全な場所に移動してからデバイスを再ペアリングするようにしてください。
Bluetooth デバイスの管理 Bluetooth 対応デバイスの 1 台が紛失したか、または盗まれた場合は、そのデバイスと、ペアになっていた全デバイスとのペアリングを解除する必要があります。これを行うには、残っている Bluetooth 対応電子機器、コンピュータ、およびハンドヘルド デバイスにあるペア デバイスのリストから、なくなったデバイスを削除します。削除しない場合、紛失または盗まれたデバイスは、有効範囲内においてペア デバイスの全サービスに引き続きアクセスすることが可能です。
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